User Guide
はじめに

はじめに

 
システムの特徴  Windows 95用のIntel PIIX4eアップデートのインストール
電源スイッチの使い方 オンラインユーザーズガイドへのアクセス
エナジースターへの適合 困ったときは
Windows 95ユーザーへの重要メモ
 
 

Dell™ OptiPlex™ G1ミニタワーシステムは、Intel® Pentium® IIマイクロプロセッサを採用し設計された、ハイスピードで拡張可能なパーソナルコンピュータです。本システム は高性能なPCI(Peripheral Component Interconnect)を採用しており、ご希望に応じたシステム構成はもちろん、必要に応じてアップグレードも可能です。また、本システムでは古い拡張デバイス用にISA(Industry-Standard Architecture)バスもサポートしています。

本章では、本システムのハードウェアおよびソフトウェアの主な機能、オンラインマニュアルへのアクセスに関する情報、および必要なヘルプ情報がある場所について説明します。
 
 
 


システムの特徴

本システムには以下の特徴があります。
  • Intel Pentium IIマイクロプロセッサは、以下の速度で動作します。
    - 266MHz、300MHzまたは333MHzの内部処理速度、および66MHzの外部バス処理速度
    - 350MHz、400MHzまたは450MHzの内部処理速度、および100MHzの外部バス処理速度

  • Intel Pentium IIマイクロプロセッサは、MMX テクノロジを取り入れ、複雑なマルチメディアや通信ソフトウェアを処理するように設計されています。このマイクロプロセッサには、SIMD(Single Instruction, Multiple Data)の他、新しい命令およびデータタイプが含まれているため、複数のデータ要素を平行して処理でき、システム全体のパフォーマンスが向上します。

    Pentium IIマイクロプロセッサは、16KBの内部データキャッシュ、16KBの内部命令キャッシュ、内部数値演算コプロセッサおよびその他の高度な内部ロジックを備えています。

  • + キーを使用すると、マイクロプロセッサの定格速度と低速互換速度とを切り替えることができます。
メモ:Microsoft® Windows NT® オペレーティングシステムでは、 + キーは使用できません。
 
  • 512KBのSRAM(static random-access memory)を搭載した2次キャッシュ は、SEC(single-edge contact)カートリッジに搭載されています。このカートリッジにはマイクロプロセッサも搭載されています。
  • システムメモリは、システム基板上の2つのソケットに、32MB、64MBまたは128MBのSDRAM(synchronous dynamic random-access memory)のDIMMを取り付けて最大256MBまで拡張可能。本システムでは、パリティ無しのDIMMをサポートしています。詳細は、第6章にある「システムメモリの増設」を参照してください。
  • SMART II(Self-Monitoring and Analysis Reporting Technology II)のサポート。ハードディスクドライブの信頼性が低くなると、システム起動時に警告を出します。このテクノロジを利用するためには、SMART IIに準拠したハードディスクドライブをコンピュータで使用している必要があります。OptiPlex G1システム出荷時についているハードディスクドライブはSMART IIに準拠しています。
  • 基本入出力システム(BIOS)はフラッシュメモリにあります。必要に応じて、ディスケットまたはネットワーク経由のリモートで、アップグレードできます。
  • PCI仕様2.1に完全準拠。
  • プラグアンドプレイバージョン1.0a完全対応。拡張カードの取り付けを大幅に簡素化します。システムBIOSでプラグアンドプレイをサポートすることによって、ジャンパを設定したり他の設定タスクを実行したりすることなく、プラグアンドプレイ対応の拡張カードを取り付けることができます。また、システムBIOSがフラッシュメモリに格納されていることにより、プラグアンドプレイ規格が拡張されても対応するアップデートが可能です。
  • Wakeup On LAN 機能。セットアップユーティリティのWakeup On LAN項目が[On]に設定されている場合に、サーバー管理コンソールからシステムを起動できます。また、リモートコンピュータのセットアップ、ソフトウェアのダウンロードおよびインストール、ファイルのアップデートができます。また、LANの通信量が最も少なくなる深夜および週末のトラッキング管理ができます。詳細は、第2章「セットアップユーティリティの使い方」を参照してください。
  • ユニバーサルシリアルバス(USB) 機能。マウス、プリンタ、コンピュータスピーカーなどの周辺機器の接続を簡素化します。本コンピュータの背面パネルにあるUSBコネクタは、複数のUSB準拠デバイスを1箇所で接続します。USBコネクタは、デフォルトで使用可能になっています。また、USB準拠デバイスはシステムの稼働中にも接続したり切り離したりすることができます。
  • サービス性が良く、取り外しが簡単なモジュール式コンピュータシャーシ。
 
 

ハードウェアの機能

システム基板 には以下の内蔵機能があります。
  • ライザボード上に3つの32ビットPCI拡張スロット、2つのPCI(32ビット)/ISA(16ビット)共有拡張スロット、および2つの16ビットISA拡張スロットを内蔵しています。
  • 64ビットベースラインAGP(accelerated graphics port)ビデオサブシステム。これにはATI Rage II C SVGA(super video graphics array)、および2MB(4MBまで拡張可能)のSGRAM(synchronous graphics random-access memory)ビデオメモリが搭載されています。最大解像度は65,536色ノンインタレースの1600×1200ピクセルおよび1280×1024ピクセルです。1024×768、800×600および640×480ピクセルの解像度で、True Colorのグラフィックスを表示する場合は、32ビット/ピクセル(bpp)を使用して1,670万色が利用できます。True Colorによってパフォーマンスは向上しますが、グラフィックスメモリの使用量は増大します。表1-1に、Microsoft Windows 95およびWindows NT 4.0オペレーティングシステムのビデオメモリ要件を示します。

  •  
    ビデオメモリ要件 
    ビデオ解像度 最大表示色数 最大リフレッシュレート 最小 
    SGRAM容量
    640× 480 True Color(32bpp) 85Hz 2MB
    800× 600 True Color(32bpp) 85Hz 2MB
    1024× 768 True Color(32bpp) 75Hz (Windows 95の場合) 

    85Hz (Windows NTの場合)

    4MB
    1280×1024 65,536色(16bpp) 85Hz 4MB
    1600×1200 65,536色(8bpp) 75Hz 4MB


  • ベースライン AGP は、ビデオサブシステムからシステムのチップセットまで専用のバスを備えています。AGPバスに必要な帯域幅はPCIバスよりも小さいため、システム全体のパフォーマンスが向上します。
  • ディスケット/テープドライブインタフェース。3.5インチディスケットドライブ、およびオプションで2台目のディスケットドライブまたはテープドライブをサポートします。
  • EIDE(Enhanced integrated drive electronics)のサポート。プライマリインタフェースおよびセカンダリインタフェースはどちらもPCIバスにあり、高速データ転送をおこないます。このインタフェースはそれぞれ大容量EIDEドライブ、ATA(Advanced technology attachment)33ハードディスクドライブ、EIDE CD-ROMドライブ、EIDEテープドライブなどのデバイスをサポートします。
  • 周辺機器接続用の2つの高性能シリアルポート、および1つの双方向パラレルポート。パラレルポートは拡張機能ポート(ECP)に完全に準拠しています。
  • PS/2(Personal System/2)型キーボードポートおよび PS/2 互換マウスポート。
  • 10/100Mbpsの3Com PCI 3C905B-TX Ethernet NIC(network interface controller)を内蔵。NICは、第4章「オンボードデバイスの使い方」で説明しているソフトウェアを使用して設定します。

 

ソフトウェアの機能

弊社のコンピュータシステムには以下のソフトウェアが用意されています。
  • システムを保護し、モニタの解像度機能を最大限に高めるなど、ハードウェア機能の動作を強化するユーティリティ。これらのユーティリティの詳細は、『オンラインユーザーズガイド』を参照してください。
  • 一般的なアプリケーションプログラムを高解像度モードで表示するビデオドライバ。これらのドライバの詳細は、『オンラインユーザーズガイド』を参照してください。
  • バスマスターEIDEドライバによって、複数のアプリケーションプログラムが同時に起動されている場合マイクロプロセッサからの負荷を減らすため、パフォーマンスが向上します。このユーティリティの詳細は、『オンラインユーザーズガイド』を参照してください。
  • 本システムのシステム設定情報の表示、および変更を迅速におこなうセットアップユーティリティ。このユーティリティの詳細は、第2章「セットアップユーティリティの使い方」または『オンラインユーザーズガイド』を参照してください。
  • オートパワーオンユーティリティによって、システムにルーチンワークを自動的に実行できます。このユーティリティの詳細は、『オンラインユーザーズガイド』を参照してください。
  • セットアップユーティリティで設定可能な高度なセキュリティ機能(セットアップパスワード、システムパスワード、システムパスワードロックオプション、ディスケットドライブの書き込み禁止オプション、システムのサービスタグ番号の自動表示)。また、管理タグ設定ユーティリティによってユーザーが管理タグコードを割り当て、これをセットアップユーティリティ画面に表示することができます。詳細は、第2章「セットアップユーティリティの使い方」または『オンラインユーザーズガイド』を参照してください。
  • システムの消費電力を節約できる、高度な電力管理オプション。詳細は、第2章「セットアップユーティリティの使い方」または『オンラインユーザーズガイド』を参照してください。
  • ISAコンフィグレーションユーティリティ(ICU)によって、プラグアンドプレイ対応でないISA拡張カードを手動で設定できます。リソースがこれらのカードに割り当てられた後、コンフリクトなく動作するように設定するために、システムBIOSはPCIおよびプラグアンドプレイ対応の拡張カードにリソースを割り当てることができます。詳細は、第3章「ISAコンフィグレーションユーティリティの使い方」または『オンラインユーザーズガイド』を参照してください。
  • コンピュータの構成部品およびデバイスを診断するDiagnosticsディスケットの診断プログラム 。診断プログラムの使い方の詳細は、『Diagnostics and Troubleshooting Guide』の「診断用ディスケットの実行」を参照してください。
  • 複数のネットワークオペレーティングシステム用ネットワークデバイスドライバ。このドライバの詳細は、第4章「オンボードデバイスの使い方」を参照してください。

  • ご使用のコンピュータシステムを管理するDMI (Desktop Management Interface)をサポート。DMIによって、ソフトウェア、インタフェース、およびそのコンポーネントに関する情報を決定およびレポートするデータファイルを定義します。

    プリインストールされているWindows 95オペレーティングシステムをご使用の場合、DMIはすでにハードディスクドライブにインストールされています。DMIの詳細は、コントロールパネルのDMIアイコンをダブルクリックしてください。

    本システムでは、プリインストールソフトウェア(プログラム、ドライバ、ユーティリティおよびご使用のコンピュータのオペレーティングシステムに付属するCD-ROM)のプログラムディスケットセット(バックアップ)を作成するためのメニューが用意されています。プログラムディスケットセットは、ソフトウェアを再インストールまたは再設定する場合に使用します。このメニューを使用して、ディスケットイメージファイル(プログラムディスケットセット内の各ディスケットに対応する個々のファイル)を削除すると、その分、コンピュータのハードディスクドライブのスペースを利用できます。プログラムディスケットセットの作成方法の詳細は、デルディスクメーカーのオンラインヘルプを参照してください。このプログラムはDell Accessoriesフォルダにあります。

  • Dell Open Manageは、ご使用のコンピュータの現在のハードウェア設定およびオペレーティングシステムのバージョンを参照できるDMIブラウザです(図1-1を参照)。Dell OpenManageを使用すると、弊社テクニカルサポートへご連絡になる場合、ハードウェアを取り付ける場合、またはソフトウェアをインストールする場合に必要な情報が得られます。Dell OpenManageは、Dell Accessoriesプログラムグループまたはフォルダにあります。Dell OpenManageの詳細は、次の「管理機能」を参照してください。
 
 

管理機能

Dell OptiPlex G1システムには、以下のような多くのハードウェア機能およびソフトウェア機能が準備されていて、容易にシステム管理ができます。
  • Dell OpenManage
  • PXE
  • Wakeup On LAN
  • オートパワーオン
  • セキュリティ機能
 
 

Dell OpenManage

Dell OpenManageは、弊社のDMI 2.0用ソフトウェア管理アプリケーションインタフェースです。Dell OpenManageを使用すると、システムレベルの情報(たとえば、システム設定情報、管理情報フォーマット(MIF)のデータベース値)が管理できます(図1-1を参照)。
 
 
 

図 1-1 Dell OpenManage 画面

 
メモ:この画面は、実際の画面と異なる場合があります。
Windows 95またはWindows NT 4.0をご使用の場合、Dell OpenManageには、クライアントバージョンおよび管理者バージョンがあります。上記のクライアント機能の他に、ネットワーク管理者を対象として、Dell DMIクライアントネットワーク上のリモートシステムを参照および管理する機能があり、DMI 2.0の仕様に基づいた以下のような管理機能が導入されています。
 
 

障害管理機能

Dell OpenManageには、以下の障害管理機能があります。
  • ローカルまたはリモートシステムのSMARTドライブによって生成されるイベントおよび高温によるエラーを知らせます。
  • 次のようなカテゴリのイベントログをテキストファイルに格納し、情報を報告します。

  • システム名、部品名、日付と時刻、イベントの種類、イベントの重大性、イベントのクラス、イベントシステム。
 
 

構成管理

Dell OpenManageには、以下の構成管理機能があります。
  • Wakeup On LAN機能。Dell DMIネットワークのシステムでWakeup On LAN機能が使用できる場合、ネットワーク管理者はリモートでシステムを起動できます。
  • システムプロパティウィンドウ。このウィンドウを使用すると、ネットワーク管理者は、Dell DMIネットワークのローカルおよびリモートシステムのハードウェアの設定値を参照、設定または使用不可にできます。
  • SMS(Microsoft System Management Server)のサポート。1つまたは複数のグループを、SMS管理者が使用できるSMSディレクトリにエクスポートできます。
  • モニタコンポーネント。これは、Windows 95を使用していて、DDC(display data channel)に準拠するビデオサブシステムおよびモニタがあるシステム用です。
  • 1つまたは複数のグループの自動管理。これは、Dell DMIネットワークでリモートシステム用のグループに対しておこないます。ネットワーク管理者は、毎日、毎週または毎月の決まった時間に、その時間の管理情報を自動で作成できます。また、必要に応じて、管理情報を使用できます。Dell OpenManageはグループごとにテキストファイルを作成し、ユーザーが定義したディレクトリに保存します。
  • ユーザー定義アトリビュート(UDA)を作成するために必要なアプリケーションプログラムのサポート。
 
 

管理タグ

Dell OpenManageには、以下の管理タグ機能があります。
  • Dell DMIネットワークのリモートシステムに対して、ネットワーク管理者は管理タグをリモートで参照、入力および変更できます。
  • 1つまたは複数のグループに、ユーザー定義のディレクトリを自動または手動で割り当てられます。
 
 

セキュリティ管理

Dell OpenManageには、以下のセキュリティ管理機能があります。
  • パスワードセキュリティ。ネットワーク管理者は、Dell DMIネットワークのローカルおよびリモートシステムに対して、標準のアトリビュート値をメンテナンスできます。
Dell OpenManageの詳細は、Dell OpenManageのオンラインヘルプを参照してください。
 
 

PXE

PXE(Preboot eXecution Environment)によって、LCM(LANDesk Configuration Manager)ソフトウェアを実行する1つまたは複数の設定管理サーバーから、パーソナルコンピュータを管理できます。LCMソフトウェアは、ネットワークコンピュータのシステム管理機能を提供しています。LCMを使用すると、ネットワーク管理者は以下のことができます。
  • 最初にオペレーティングシステムをサーバーからインストールするためにおこなうネットワークコンピュータの起動。
  • ネットワークコンピュータからのネットワーク起動。
  • DiagnosticsおよびBIOSアップデートユーティリティのダウンロード。
  • ハードディスクドライブのフォーマット(必要な場合)。
  • 既存の設定を基盤にした、オペレーティングシステムのダウンロードおよびインストール。
  • アプリケーションソフトウェアのダウンロードおよびインストール。
  • オペレーティングシステムやアプリケーションのアップデート(必要な場合)。
Intel LCMの詳細は、ソフトウェアに付属のマニュアルを参照してください。
 
 

Wakeup On LAN

Wakeup On LAN機能を使用すると、スリープ状態にあるネットワークコンピュータをリモートで起動できます。また、リモートコンピュータのセットアップ、ソフトウェアのダウンロードおよびインストール、ファイルのアップデートができます。また、LANの通信量が最も少なくなる深夜および週末のトラッキング管理ができます。

Wakeup On LAN機能を使用するには、各ネットワークコンピュータにWakeup On LANに対応したNICが必要です。また、セットアップユーティリティのWakeup On LAN項目を使用可能にする必要があります。
 
 

オートパワーオン

オートパワーオン機能によって、コンピュータシステムを指定曜日の指定時刻に起動することができます。Auto Power Onには、毎日または毎週日(月曜から金曜)のどちらかを指定します。
 
メモ:システムをコンセントまたはサージプロテクタを使用してシャットダウンした場合、この機能は使用できません。
 
 

セキュリティ機能

Dell OptiPlex G1システムには、次のような内蔵セキュリティ機能があります。
 
 

シャーシイントルージョン

内蔵のシャーシイントルージョンアラームは、システムシャーシイントルージョンモニタ(シャーシ内への不正アクセスモニタ)のステータスを表示します。シャーシが開けられると、設定が[Detected]に変更され、次のメッセージがシステム起動時に表示されます。

Alert! Cover was previously removed.
(警告!カバーが取り外されました。)

これに対し、セットアップユーティリティを使用すると、再びイントルージョンを検出できるようになります。詳細は、第2章「セットアップユーティリティの使い方」を参照してください。
 
 

セキュリティケーブルスロットとパドロックリング

コンピュータの背面には、市販の盗難防止装置 を取り付けるためのセキュリティケーブルスロットおよびパドロックリングがあります(図1-2を参照)。通常、パーソナルコンピュータ用の盗難防止装置には、ロック装置の付いた金属ケーブルとキーが付いています。本コンピュータが許可なく取り外されるのを防止するには、固定された物体に金属ケーブルを巻き付け、コンピュータ背面のセキュリティケーブルスロットにロック装置を差し込み、付属のキーでロック装置をロックします。この種の盗難防止装置の取り付け方法の詳しい説明書は、通常盗難防止装置に付属しています。
 
メモ:盗難防止装置には様々なタイプのものがあります。盗難防止装置を購入する前に、それが本システムのセキュリティケーブルスロットに使用できることを確認してください。
 
パドロックリングによって、コンピュータカバーをシャーシに固定し、許可なくコンピュータ内部に触れることを防止できます。パドロックリングを使用するには、市販のパドロックをパドロックリングに通してからパドロックをロックします。

 

 
 

図 1-2 セキュリティケーブルスロットとパドロックリング

 

パスワード

パスワード機能を使って、ユーザー定義のパスワードを設定し、システムへのアクセスを制限できます。セットアップユーティリティを使用して、保護を追加することもできます。Setup Password項目を[Enabled]に設定しておくと、Password Status項目によって、システムパスワードが起動時に変更されたり使用不可になったりしないようにできます。詳細は、第2章「セットアップユーティリティの使い方」を参照してください。
 


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電源スイッチの使い方

電源スイッチを押してもシステムが終了しない場合、システムがハングアップしている可能性があります。システムが完全に終了するまで、数秒間電源を押したままにしてください。リセットボタンを押して、システムをリセットし再起動させることもできます。 システムがハングアップしてどちらのボタンも動作しない場合は、コンピュータから電源コードを抜き、コンピュータが完全に停止した後、電源コードを差し込みます。システムが再起動しない場合は、電源スイッチを押して、システムを再起動します。
 


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エナジースターへの適合

弊社コンピュータシステムは、基本的に省エネコンピュータを目指して米国環境保護局 (EPA)が規定する要件を満たしています。ご使用のコンピュータの正面パネルにエナジースターエンブレム(図1-3を参照)があれば、この要件を満たしたユーザーオリジナルの設定や、コンピュータのエナジースター電力管理機能のすべてが使用できます。これらの機能を無効にしたり変更したりする場合は、セットアップユーティリティのPower Management項目の設定を変更する必要があります。手順については、第2章「セットアップユーティリティの使い方」および『オンラインユーザーズガイド』を参照してください。
 
メモ:弊社は、エナジースターパートナとして、本製品が省エネのためのエナジースターガイドラインに沿っていることを確認しています。
エナジースターエンブレムの付いた弊社コンピュータは、いずれも弊社からの出荷時にEPAエナジースター要件に従って設定されていることが保証されています。この設定を変更すると (他の拡張カードやドライブの取り付けなど)、システムの消費電力量が EPA のエナジースターコンピュータプログラムで規定されている制限を超える場合があります。
 
 

図 1-3 エナジースターエンブレム

EPAのエナジースターコンピュータプログラムは、省エネコンピュータ製品を促進することにより大気汚染を減らすための、EPA とコンピュータメーカーとの共同による成果です。EPA ではエナジースターコンピュータ製品を使用することによって、コンピュータユーザーの年間電気料金が最高で 20 億ドルの節約になると見ています。そしてこの電気使用の減少によって、温室効果の一番の原因となるガスである二酸化炭素、酸性雨の 2 つの大きな原因である二酸化硫黄と窒素酸化物の発生を減少させることになります。

またコンピュータユーザーは、夜間および週末 などコンピュータを長時間使用しないときに電源を切ることによって、電気使用とそれに伴う影響を減らすことができます。
 


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Windows 95ユーザーへの重要メモ

以下の説明は、プリインストールされたMicrosoft Windows 95オペレーティングシステムを使用しているシステムにだけ適用されます。
 
 

Windows 95の再インストール

本システムは、Microsoft Windows 95オペレーティングシステムの機能が最適化されるよう設定されています。これらの機能のすべてが確実に本システムで維持されるには、ハードディスクドライブにプリインストールされた Windows 95のバージョンを使用する必要があります。

何らかの理由でWindows 95 をシステムに再インストールする必要がある場合、正しいバージョンを確実に再インストールしなければなりません。必要に応じて最小のダウンタイムでオペレーティングシステム、ドライバおよび他のソフトウェアを元の設定のように再インストールできるよう、システムのハードディスクドライブ全体のバックアップを定期的におこなうことをお勧めします。

ハードディスクドライブのバックアップからご使用のソフトウェアを再インストールできない場合、本システムに付属しているWindows 95のCD-ROMからWindows 95を再インストールできます。この方法でWindows 95を再インストールした場合、元の設定で動作していたWindows 95 EIDEドライバのバスマスター機能は使用できません(バスマスター機能なしでも動作しますが、性能は多少低下します。バスマスタードライバの使い方の詳細は、『オンラインユーザーズガイド』の「ドライバとユーティリティの使い方」の「バスマスターEIDEドライバ」を参照してください)。また、本システムのプリインストールソフトウェアから作成したバックアップディスケットから、ビデオドライバおよびNICドライバも再インストールする必要があります。
 
メモ:企業ネットワークのネットワーク管理者で、サーバーからクライアントシステムへ Windows 95をダウンロードする必要がある場合、ダウンロードする前にご使用のサーバーにOptiPlex G1システム用Windows 95バックアップ媒体があることを確認してください。
 


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Windows 95用のIntel PIIX4eアップデートのインストール

メモ:以下の手順が適用されるのは、弊社プリインストール版のMicrosoft Windows 95オペレーティングシステムだけです。
本コンピュータシステムにWindows 95を再インストールする必要がある場合、再インストールした直後に、Windows 95用のIntel PIIX4e Update Installerを実行しなければなりません。そうすれば、内蔵82371EBコンポーネントによって制御されるPCIデバイスを、Windows 95が検出して設定できるようになります。

アップデートを実行するには、ハードディスクドライブ上のディスクイメージから、アップデートソフトウェアのディスケットコピーを事前に作成してください。ディスケットコピー作成用のデルディスクメーカーは、Dell Accessoriesフォルダにあります。デルディスクメーカーの使用方法については、『オンラインユーザーズガイド』を参照してください。

以下の手順に従って、アップデートをインストールしてください。

  1. IntelバスマスターIDEドライバディスクを、ドライブAに挿入します。

  2. [スタート]ボタン、[ファイル名を指定して実行]の順にクリックします。

  3. a:\setup.exeと入力して、 を押します。

  4. Welcome画面で、[Next]をクリックします。

  5. ライセンス合意条項がメモ帳に表示されます。

  6. テキストファイルの内容を確認します。続行する準備ができたら、メモ帳を閉じてください。

  7. [はい]をクリックして、続行します。

  8. アップデートソフトウェアで変更するシステムの情報ファイル(.inf)が、次のダイアログボックスに一覧表示されます。

  9. [Next]をクリックして、続行します。

  10. [OK]をクリックして、アップデートを実行します。

  11. システムが再起動します。起動中に、オペレーティングシステムが新しいハードウェアを検出し、新しいハードウェアの画面が表示されます。

    ハードディスクドライブ上のハードウェアデバイスドライバの検出とインストールがおこなわれます。

    起動ルーチンが継続します。Windows 95のロードが完了すると、ダイアログボックスが表示されます。ダイアログボックスには、システム構成の設定を変更したという通知と、システムの再起動を促すプロンプトが表示されます。

  12. [はい]をクリックして、システムを再起動します。


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オンラインユーザーズガイドへのアクセス

ハードディスクドライブにインストールされている『オンラインユーザーズガイド』は、以下のトピックで構成されています。
  • このガイドの使い方
  • 各部の名称と機能
  • ドライバとユーティリティの使い方
  • セットアップユーティリティの使い方
  • 拡張カードの設定
  • コンピュータのセキュリティ
  • 周辺機器の接続
  • システムのメンテナンス
  • 弊社へのお問い合わせ
この他に、用語や略称に関する用語集も掲載しています。

『オンラインユーザーズガイド』は、Dell Accessoriesプログラムグループまたはフォルダにあります。

『オンラインユーザーズガイド』のトピックを印刷する場合は、そのトピックを画面に表示させて、[ファイル]メニューから[トピックの印刷]を選択してください。Windows 95またはWindows NTのポップアップトピックを印刷する場合は、そのトピック内でマウスの右ボタンをクリックして、[トピックの印刷]を選択してください。
 


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困ったときは

本書で説明している手順が分からない場合、または本システムが思うように動作しない場合に役立つツールがいくつか用意されています。これらのヘルプツー ル については、『Diagnostics and Troubleshooting Guide』の「困ったときは」、または『オンラインユーザーズガイド』の「弊社へのお問い合わせ」を参照してください。
 


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